JAGDA YAMAGATA POSTER EXHIBITION 2023
Theme「ROOTS and Technique」
September 1st, 2023 / Grand Marché
YAMAGATA CREATIVE CITY CENTER Q1
Theme「ROOTS and Technique」(ルーツ アンド テクニーク=源流と技術)」
ROOTS & Technique #1
「5歳の僕と60年ぶりの再会と共作」
保育園、5歳の時に描いた画を見つけた。よほど空を飛ぶものが好きだったのだろう。さまざまな機体が描かれている。日の丸をはためかせたフライングオブジェクトが特にお気に入りだったみたいだね。65歳になった今も空を飛ぶことが大好きだし、宇宙へも行きたいと思っている。あの円盤のコックピットへ5歳の僕と一緒に乗り込んでテイクオフしようよ!そんな気持ちでモデリングしてみた。僕の「源流と技術」
ROOTS & Technique #3
「縄文土器の文様からこのフォントは紡ぎ出された」
縄文の文様は私たちに何を伝えているのだろうか。SIGMA DP3 Quattroで撮影したその火炎土器のディテールは、繊細で荒々しく、得体の知れないメッセージを伝えてきた。それは「言葉」というより「思い」のようなものなのだろうか。グラフィックデザインと言う視座から「縄文」の文様にアプローチし、そのフォルムからアルファベットを紡ぎ出し、Open Type Fontとして構築したのが「Jomon Regular」である。
ROOTS & Technique #2
「旅の始まりは小さな接眼レンズの向こうから」
小学4年生の夏、祖父に買ってもらった60mm 屈折赤道儀。小さな接眼レンズの向こうに広がっていた月面に目を奪われた。あれから幾度月を見上げただろう、そして何万カットの月を撮影しただろうか?。満ちては欠ける月の姿は変わることがないと人は言う。しかし、僕にとっては毎日毎夜が新しい月との邂逅なのである。月との旅は今後も果てしなく続いていく。僕の「源流と技術」
ROOTS & Technique #1
HUMAN BEING
Things to follow, things to convey, things to connect, things to hand over, things to change, things to create. From hand to hand, from heart to heart, and to the next generation.
ROOTS & Technique #1
「直線を描く。」
パソコンなどが普及する前の制作現場では、直線を引くにも溝引き定規で烏口とガラス棒や多くは製図ペンで版下を作成していた。経験値として現在
50歳代以降のグラフィックデザイナーは作品をつくる技術ベースとなっているのではないだろうか?当時、息を止め、集中し線を引く姿は懐かしく次代や後世に伝えたい技術の一つです。
ROOTS & Technique #1
- 山形果実 -
私のルーツは、フルーツジャムです。
デザインに対するアプローチが大きく変わったのは、地元食品メーカー
とひとつ一つの商品を一緒になって考え、素材のトレーサビリティから
試食まで、すべてに関わるようになってから。どこにおいしさがあるの
か、どうしたら手に取ってもらえるのか、を四六時中考えておりました。
Wyverns 23-24SEASON
”Roots-原点、回帰。”
今期で10周年を迎えるバスケットボールB2リーグ所属の山形ワイヴァンズ。今期ロスターの中でも県内に縁のある選手を集めた”Roots”。
バスケットボールには世界共通の熱狂が存在し、それをメディアで見た人も多いであろうこの8月。手が届きそうな2メートルの迫力が観る者の心を震わせるのだ。
彼らのルーツでもある地元山形という場所、ブースターに届けたい静かな熱量を表現。
バスケットボールには世界共通の熱狂が存在し、それをメディアで見た人も多いであろうこの8月。手が届きそうな2メートルの迫力が観る者の心を震わせるのだ。
彼らのルーツでもある地元山形という場所、ブースターに届けたい静かな熱量を表現。
ROOTS & Technique #1
- 世界の民族衣装 -
私がイラストレーターとして仕事をする上で影響を受けているものに世界の民族衣装があります。
その国の文化や風土が反映された衣装は、まさにROOTS & Technique の産物ではないかと感じています。
そして、その衣装を描いて伝える、それが私の役割なのかもしれません。
その国の文化や風土が反映された衣装は、まさにROOTS & Technique の産物ではないかと感じています。
そして、その衣装を描いて伝える、それが私の役割なのかもしれません。
印刷機になる / mimic a printing vol.2
「ナグリ印刷の構造」
印刷の仕組みを模倣し、ハンマーを凸版としてひたすら殴りつけて印刷。ハンマーを振り下ろす単純な反復運動、その複製過程に発生する汚れやズレ、文様の差異などがオリジナリティとして紙面に定着する構造をつくった。
やまがたクリエイティブセンターQ1にあるコンテンポラリーアートギャラリー「famAA」での個展にあわせて制作。
Photo by Haruko Miura
北奥のF"UNKASAI 2023
「十和田湖の樹皮凸版」
CL: Fuukeiya Inc.
消費される観光地ではなく文化醸成の地を目指し、2022年、青森と秋田の県境・十和田湖畔で始まった文化祭。2023年は『見えないものを見る』と題して、画家・中山晃子と吉勝制作所(吉田勝信・稲葉鮎子)2組のアーティストがその土地に潜りこんでいる。
文化祭のナラティブを前提として、十和田湖畔に集った面々に樹の肌を根元の土を使ってフロッタージュしてもらった。フロッタージュの上からアトリエの箔押機で必要情報を加え、一枚一枚異なる公式ポスターを完成させた。
会期:2023.7.15 - 2024.2.25
https://hokuou-bunkasai.com/
Photo by Teppei Kobayashi
文化祭のナラティブを前提として、十和田湖畔に集った面々に樹の肌を根元の土を使ってフロッタージュしてもらった。フロッタージュの上からアトリエの箔押機で必要情報を加え、一枚一枚異なる公式ポスターを完成させた。
会期:2023.7.15 - 2024.2.25
https://hokuou-bunkasai.com/
Photo by Teppei Kobayashi