JAGDA YAMAGATA POSTER EXHIBITION 2023 [ ROOTS & Technique]

 

ROOTS & Technique #1
「5歳の僕と60年ぶりの再会と共作」

保育園、5歳の時に描いた画を見つけた。よほど空を飛ぶものが好きだったのだろう。さまざまな機体が描かれている。日の丸をはためかせたフライングオブジェクトが特にお気に入りだったみたいだね。65歳になった今も空を飛ぶことが大好きだし、宇宙へも行きたいと思っている。あの円盤のコックピットへ5歳の僕と一緒に乗り込んでテイクオフしようよ!そんな気持ちでモデリングしてみた。僕の「源流と技術」

 
ROOTS & Technique #3
「縄文土器の文様からこのフォントは紡ぎ出された」

縄文の文様は私たちに何を伝えているのだろうか。SIGMA DP3 Quattroで撮影したその火炎土器のディテールは、繊細で荒々しく、得体の知れないメッセージを伝えてきた。それは「言葉」というより「思い」のようなものなのだろうか。グラフィックデザインと言う視座から「縄文」の文様にアプローチし、そのフォルムからアルファベットを紡ぎ出し、Open Type Fontとして構築したのが「Jomon Regular」である。
 

 
ROOTS & Technique #2
「旅の始まりは小さな接眼レンズの向こうから」

小学4年生の夏、祖父に買ってもらった60mm 屈折赤道儀。小さな接眼レンズの向こうに広がっていた月面に目を奪われた。あれから幾度月を見上げただろう、そして何万カットの月を撮影しただろうか?。満ちては欠ける月の姿は変わることがないと人は言う。しかし、僕にとっては毎日毎夜が新しい月との邂逅なのである。月との旅は今後も果てしなく続いていく。僕の「源流と技術」

 
ROOTS & Technique #4
「人類は何かを伝えるために生まれてきたのかもしれない」

ビジュアルコミュニケーションのROOTSと言われる「ペトログリフ」に惹かれ、テキサスのバレーオブファイア、ニューメキシコのアルバカーキ、ハワイ島のワイコロアなどに取材に行った。そこで見たものは単なる絵ではなく情報の集積、それはまさに人類の記憶の伝達だと確信した。そして地球外生物へのコミュニケーション「ボイジャーのゴールデンレコード」思いや、願いや、事実や、記憶を伝えたいために人類は刻み、試み続ける。自分たちの死後も誰かの想像の中に甦ることを信じて。
 
 
 

| Works

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YBC山形放送ロゴマーク

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高畠ワイナリーラベルデザイン

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| Profile


 

赤沼明男 AKANUMA Akio
Studio Advantage

          

 

Profile
日本大学文理学部国文科卒業
音楽ソフトメーカー株式会社シーティーエー デザイン室勤務。
主に、CDジャケットなどをデザイン。
フライフィッシングの趣味が嵩じて山形へUターン
グラフィックデザインから映像制作へと仕事の幅を広げる。
1994年独立。翌年Macintoshを使い始め、CGを手掛けはじめる。
現在、TV-CM、PVをはじめ様々な映像制作、デザイン制作を行う。

'97山形市国際ドキュメンタリー映画祭公式ポスターデザイン
オペルデザインコンテスト'97 EDS賞受賞 (movie作品)
デジタルコンテンツグランプリ東北'98優秀賞受賞(movie作品)
オペルデザインコンテスト'98 オペル広告賞受賞(雑誌広告作品)
オペルデザインコンテスト'98 デジタルムービー賞受賞(movie作品)
オペルデジタルチャレンジ2000、デジタルムービー3作品複数受賞
文化庁「著作権法100年」ロゴマークデザイン
ICOGRADA(国際グラフィックデザイン団体協議会)ソウル特別会議
Cutting Edge Moving Image International Festival honnor award受賞
 
スタジオ アドバンテージ 代表
東北芸術工科大学 デザイン工学部 非常勤講師
 
(公社)日本グラフィックデザイン協会会員